伝統工芸士 古井正弘 若狭塗箸 若狭塗 夫婦箸 箸ギフト 伝統的工芸品

伝統工芸士・古井正弘のつくる箸

伝統工芸士の古井正弘さんは小浜市内に5名となった若狭塗の伝統工芸士の中で唯一、箸だけを専門とする職人。

箸職人の道に進んだのは15歳のとき。丁稚奉公のような形で当時の親方の工房に入ったのだそう。
それから親方の背中を必死に追いかけて、独立し、60年以上伝統的若狭塗箸をつくり続けてきました。塗り箸の一大産地である小浜市でも大変貴重な箸職人の一人です。

いつ伺ってもきれいに整えられた工房では、今日も古井さんの手がしなやかに動き、チャッチャッと軽快で心地良い音と共に、小浜を代表する箸が作られています。

一本の漆の木がある。一枚の貝があり一握りの貝殻がある。何の変哲もないこれらの自然の素材そこに職人の手が伸び働く。そして若狭の美が宿り物が生まれる。

気候風土によって作られた若狭塗は朱色、黄色、梨子地、緑色と自然が生んだ漆の堅牢さそして貝や殻の模様は若狭の浜辺を想い町の歴史を語る。

この素朴さの中に温かさ、やわらかさ、新しさを求め願いいつも鮮やかに表現して若狭の塗箸は生まれる。

私の作った箸があなたの心と暮らしの空間で美を求め詩を求め、それによって生活の一端を飾り、安らぎを感じ得る何ものかがあれば幸いです。

−古井正弘−

若狭塗について

螺鈿に卵殻、そして金箔。漆の中に散りばめられたそれは、光に照らすと美しく輝きを放ちます。

「若狭塗」は小浜市の伝統的工芸品。歴史を紐解くと今から約400年前の慶長年間(1566-1615)にまで遡り、当時小浜藩の御用商人であった組屋六郎左衛門という豪商人が中国の存星という漆塗りの盆を藩主酒井忠勝公に献上ところから始まります。

酒井忠勝公は城下の御用塗師(ぬし)であった松浦三十郎にこの存星に似せた盆を作らせました。それをもとに三十郎が若狭湾の海底の様子を模様にした菊塵塗を考案。忠勝公は藩を挙げてこれを保護したことから、三十郎から技術を受け継いだ塗師たちによって多くの美しい図案が生まれました。
現在マツ勘で保管している書物の中に記載された若狭塗の伝統模様は400種類以上あります。

模様の作り方はほとんどがおこし模様という方法。下地塗をした上に卵殻などの素材おいて模様をつけていきます。模様をつけるのに使われる素材は卵殻の他に松葉や貝、草花、紐などその多くが自然のもの。素朴な素材から生まれる美しさが若狭塗の魅力の一つです。

対象商品

「八千代」

-千代に八千代に-

持ち手部に施された二つのラインには、螺鈿や卵殻、朱や緑の色漆が施されている。若狭塗は何層にも漆を塗り重ね、その上から研ぐことで美しい模様が現れる。永い年月をかけて2人の関係が磨かれていくことを願って、結婚祝いにぴったりのギフト。やや細身。

❶ペア / 22,000円(税込)
❷23.5cm / 11,000円(税込)
❸20.5cm / 11,000円(税込)

貝きりこ 若狭塗箸 若狭塗 夫婦箸

「貝きりこ」

-幾重にも続く市松-

細身な螺鈿があしらわれた「貝きりこ」。左右に幾何学的に貝が配置され、市松模様のようでもある。市松模様は終わりなく幾重にも続いていく様から縁起物とされる。お祝いの品としてもおすすめ。やや細身。     

❶ペア / 22,000円(税込)
❷23.5cm / 11,000円(税込)
❸20.5cm / 11,000円(税込)

純金若狭 若狭塗箸 若狭塗 夫婦箸

「純金若狭」

-煌く夜空か海中か-

持ち手部にのみ模様をあしらった「純金若狭」。決して派手ではない、上品な美しさがある。シンプルに塗られた箸の中にきらきらと輝く貝や金箔はまるで夜空のようでもあり、海中のようでもある。結婚祝いはもちろん、贈る相手を選ばない主張しすぎないお箸。やや細身。

❶ペア / 17,600円(税込)
❷23.5cm / 8,800円(税込)
❸20.5cm / 8,800円(税込)

「置貝」

-THE 若狭の塗箸-

螺鈿と卵殻、金箔、色漆を1膳にギュッと贅沢に詰め込んだ置貝は「若狭塗の箸」らしいお箸。食卓に添えればぐんと雰囲気が華やぐ。標準的な太さ。        

❶ペア / 8,800円(税込)
❷23.5cm / 4,400円(税込)
❸20.5cm / 4,400円(税込)

貝錦 若狭塗箸 若狭塗 塗分

「貝錦」

-実用性と華やかさを兼ね備えた貝錦-

持ち手部に散りばめられた螺鈿、卵殻、金箔、そして色漆が見せる表情が美しい貝錦。箸先は塗装の種類が異なり、漆塗装で口当たりが滑らかなのが嬉しい。持ち手は標準的な太さ。箸先極細。          

❶ペア / 6,600円(税込)
❷23.5cm / 3,300円(税込)
❸20.5cm / 3,300円(税込)

「曙」/「根来」

-漆の表情を楽しむ-

和歌山の根来塗の技術を箸に応用した曙・根来。下塗りに使用した漆が表面を研ぎ出す際に顔を出し、その趣が美しい。研ぎ具合によって異なる漆の表情を楽しめる。          

❶ペア / 7,700円(税込)
❷曙(黒)/根来(赤) 各3,850円(税込)

「貝香」

-さりげなく華を添える-

持ち手部のみ螺鈿を添えた貝香は派手すぎない華やかさがある1膳。どのお箸にしようか迷ったらトラディショナルな貝香を。標準的な太さ。

❶ペア / 11,000円(税込)
❷23.5cm / 5,500円(税込)
❸20.5cm / 5,500円(税込)

「潮騒」

-若狭の海の音-

波の打ち付ける音をイメージした潮騒は、若狭湾の海の美しさから生まれた「若狭塗」らしい1膳。標準的〜やや太口。

❶ペア / 7,700円(税込)
❷23.5cm / 4,400円(税込)
❸20.5cm / 4,400円(税込)

「千代錦」

-門出を祝う千代錦-

色漆と卵殻、螺鈿が豊富に施され、その彩りが美しい1膳。「千代錦」と縁起の良い名前のお箸は門出を祝うお祝いとしてぴったり。やや細身。

❶ペア / 9,900円(税込)
❷23.5cm / 4,950円(税込)

❸20.5cm / 4,950円(税込)

「花籠」

-透け感のあるやさしい風合い-

透け感のある風合いが楽しめる花籠。茶色がかった優しい漆の色が食卓に馴染む。標準的〜やや太口。

❶ペア / 8,800円(税込)
❷23.5cm / 4,950円(税込)
❸20.5cm / 4,950円(税込)

「京錦」

-オレンジ色のエキゾチックな1膳-

目を引く鮮やかなオレンジ(朱)色がゴージャスな1膳。少しエキゾチックさが漂うのは、かつて若狭が大陸からの玄関口だった歴史を感じる。標準的な太さ。

❶ペア / 8,800円(税込)
❷23.5cm / 4,950円(税込)
❸20.5cm / 4,950円(税込)

「国光」

-重厚でクラシック-

「国光」と名付けられたお箸は重厚感のあるクラシックな1膳。何本も引かれた線には卵殻、朱漆、緑色、金箔が施され、太めの3本ラインには螺鈿がひかる。華やかさと上品さを併せ持つ。標準的な太さ。

❶ペア / 8,800円(税込)
❷23.5cm / 4,400円(税込)
❸20.5cm / 4,400円(税込)

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