小浜を代表する伝統工芸「若狭塗」に、現代のニーズにマッチする食洗機対応の若狭塗箸「汐星 shiose」が仲間入りしました。
海に映る星と月の淡い美しさを、漆に透けて朧げに輝く螺鈿と卵殻で表現。漆の下に塗られた緑や赤色、金色が層になり、奥行きのある上品な箸に仕上がっています。

一般的な漆の箸は熱や乾燥に弱いため、食洗機の使用をお勧めしておりません。しかし、汐星には食洗機に対応した熱や乾燥に強いMR漆を仕様しており、食洗機をご使用いただけます。
見た目の美しさだけでなく、現代の暮らしに合わせて機能性をアップデートしました。

持ち手部分には、日本の伝統工芸にも指定される「若狭塗」の技法を取り入れました。

「起こし模様」と呼ばれる独特の技法を駆使し、緑・黄・赤・金色を幾重にも塗り重ね、丁寧に研ぎ出しています。

最後の仕上げに生漆を重ねることで、層の奥深さが際立ち、光の加減で様々な表情を見せる美しい模様が浮かび上がります。生漆と金色の塗料が重なることで、落ち着いた飴色になり、派手すぎない上品な輝きを放ちます。
名前の通り、夜の海を眺めているような神秘的な模様に。

箸は茶碗などと触れ合う箸先から磨耗するため、箸先1.5cmほどは漆を塗って強度を高めました。

23.5cmのものは黒色の漆を、22cmのものは赤色の漆を施しており、デザインのアクセントに。ほんの少し滑り止めの乾漆も施しており、麺類なども楽にお召し上がりいただけます。

※乾漆・・・漆を粉にしたもの。滑り止めの役割を果たします。

長さは22cm と23.5cmの２サイズ展開。
ご高齢の方にも持ちやすい少し太めの作りをしています。

和食にはもちろん、洋食にも馴染んでくれるので、色々なシーンの食卓で活躍しますよ。

デザイン性と機能性。「用」と「美」のどちらもを兼ね備えた汐星は、長寿祝いなど、特別な席でのお祝いの品として、箸蔵まつかんが自信を持ってお勧めする1膳です。

特製の桐箱に入れてお届けします。