チョコレート色したウェンジのHASHIKURA SEASON01

塗箸の一大生産地 福井県小浜市には、北陸特有の天気と日本海に面した空と海が見せてくれる、やわらかな風景があります。
HASHIKURA SEASON01はその美しい風景の色を映した塗箸。
これまで木地（お箸の軸になる木材）には落ち着いたやさしい色合いが特徴のオーク材を使用してきましたが、発売1周年を迎える記念にウェンジ材のHASHIKURA SEASON01も販売することとなりました！

ウェンジはマットなチョコレート色をしたアフリカ原産の銘木で、これまで展開してきたオーク材のやさしげなクリーム色とは対照的。
漆黒に近い黒の中に、所々コーヒー色の雷模様が入っており、その茶色と黒のコントラストを生かした家具なども販売されています。
仏壇や唐木細工などにも珍重された唐木三大銘木（紫檀・黒檀・鉄刀木）の一つである鉄刀木（タガヤサン）と非常に似ていることから、日本名では「ムラサキタガヤサン」と呼ばれています。

堅くしっかりしていて耐久性があるので、他の唐木銘木と同様、箸の材としてもぴったり。

パートナーとウェンジとオークでお揃いにするのはもちろん、お刺身などの繊細なお料理を食べるときはオーク、焼き魚やお肉をほぐしながら食べるときはウェンジ、と料理に合わせて使い分けるのもいいかもしれません。

形状は丸に近く手に馴染みやすいとされる八角形を採用。

箸先2cmには小さな滑り止めを施してあるので、心地の良い口当たり

SEASON01は、10色展開。小浜の暮らしで、いつも目にする美しい風景の中から、様々な食卓に似合う、届けたい色を選びました。

産地の空、雲、風、夕暮、浜、海松、雨、小豆、紅葉、月というやわらかな色をお楽しみください。

セットの箸置きは長崎県波佐見町の西海陶器で作られたもの。陶器の持っている温かみと磁器の持っている堅牢な強さの良いところを組み合わせて作られた「砂岩箸置き」です。
和食でも洋食でも、シーンを選ばずお使いいただけます。

○ご購入前の注意事項○
※1 ウェンジは繊維の集合体のような性質の木材のため、木目に凹凸があり塗装部にも小さな凹みのようなものが見られますがご使用の際には問題ございません。
※2 自然の木目の風合いを楽しんでいただくために箸先は透明な塗料で仕上げてございます。１点１点木目の模様が異なりますので特性をご理解の上お買い求めください。

○参考資料
河村寿昌・西川栄明・監修：小泉章夫,『【原色】木材加工面がわかる樹種事典』,誠文堂新光社,2014