お箸が食卓に届くまで|2025年の振り返り

今年、箸蔵まつかんオンラインストアでは28の商品をリリースすることができました。
28商品全て並べてみると、数よりも、たくさんの人の手と想いが重なり合った時間を先に思い浮かべます。
一つの商品をつくるには、企画をして、サンプルを作り、何度も磨きをかける。
作ってくれる職人さんとの対話を重ね、お互いのベストを一つ一つの作品に込め、商品は生まれます。
そうして初めて、ページを仕上げ、写真を撮り、皆さまの元へ届く準備が整います。
商品の魅力をより深く伝えるための食卓撮影も、私たちにとっては、ものづくりの延長にある大切な取り組みです。
今年からは、福井県小浜市で地域おこし協力隊として活動されている安間七菜さんにお料理をお願いするようになりました。
主役のお箸を決めて、「今回はどんな食卓にしようかな?」と想像しながら器を選び、テーブルを整える時間。
準備はいつも慌ただしいですが、いざ撮影が始まると、その場の空気に導かれるように自然と“かたち”が決まっていきます。
和やかな雰囲気の中で撮影が進み、最後はみんなでごはん会。
毎回「いい時間だったなぁ」と、ふっと力が抜ける瞬間です。
安間さんのお料理には、いつも小さな驚きがあります。
土地の食材を使いながら、「この組み合わせで、こんなに美味しくなるんだ!」と新しい味覚の扉をそっと開いてくれるマジックがあるんです。
ほんわかとした雰囲気がありながら、感覚がとても豊かで、クリエイティブな安間さん。
一緒に食卓をつくる時間そのものが、私たちにとっても大きな刺激になっています。
来年は、そんな彼女のお料理を少しだけ紹介するコーナーもできたらいいな…なんて、ひそかに妄想もしています。
箸を通して、私たちが届けたいことの一つに「ごはんの時間が、もっと楽しく心豊かなものになりますように」という願いがあります。
誰かと囲む食卓。家族や気心の知れた人と食べる、何気ない毎日のごはん。
一緒に食べて、笑って、取り留めのない会話をするその時間こそ、いつか振り返った時に一番大切な思い出になっていたり…
来年もそんな食卓の側にそっと寄り添える存在でいられるよう歩みを重ねてまいります。
今年一年も本当にありがとうございました。
どうぞあたたかな年末年始をお過ごしください。

