箸供養レポート:11月11日に行われた感謝の儀式
11月11日、「1」が並ぶこの日を、箸蔵まつかんでは「私たちの食卓を支えてくれるお箸への感謝をする日」としています。
この日は、小浜市内にある飯盛寺(はんじょうじ)にて「箸供養」を行いました。
各家庭から箸蔵まつかん本店のあるGOSHOENにお持ち頂いたお箸や、長い間倉庫にあったサンプル品や修復できない不良な箸たち…役目を果たしてきたものも、そうでないものも全てに敬意を払い、感謝の気持ちを捧げた1日となりました。
自然の中に佇む、飯盛寺

市街地から国道27号線を西へ進み、加斗トンネルを抜けると飯盛(はんせい)地区に辿り着きます。左に見えてくる霊峰飯盛(いいもり)山を目指し、静かな細い山道を抜けたところに深山飯盛(はんじょうじ)寺はあります。
自然豊かな環境の中、美しい茅葺屋根の本堂が佇むこの寺院は、国の重要文化財にも指定されている歴史ある場所です。境内に足を踏み入れ、参道の長い階段を登っていくと、心が澄んでいくような厳かな空気に触れると同時に、どこか懐かしい雰囲気にも包まれていきます。
11の鐘が響く本堂で


供養の始まりは、静かに響く鐘の音から始まりました。通常は7回鳴らされる鐘ですが、11月11日という日にちなんで11回…境内にゆっくりと鳴り響く鐘の音がなんとも神秘的でした。
続いて、ご住職によるお経の読み上げがあり。最後に、表白文(びょうびゃくぶん)が奉納されます。この「表白文」は、敬意と感謝の気持ちを込め、自らの思いを仏様に告げる大切な場面。ご住職が箸供養に至る経緯や願いを仏様に伝えてくださりました。
護摩堂での儀式:自然へ還るひととき


本堂での儀式が終わると、次は護摩堂に移動し、集められた箸を焚き上げます。副住職が護摩壇の前に腰掛け、箸を炎の中に焚べながら、役割を終えたものたちに感謝を捧げ、弔う儀式が厳かに進行されます。
また、箸と共に、真言宗で使われる樒(しきみ)の葉も供えられ、火の中に投げ入れられました。樒はその独特な香りから「邪気を払う力がある」とされ、古くから仏事に使われてきた植物だそうです。
炎に包まれていく箸たちを見ていると、役目を終えたものたちが、新たなかたちで自然へと還っていく姿を目の当たりにしたような、安らかで尊い、そんな不思議な気持ちに。
箸がつなぐ未来への想い

今回の供養を通して、箸そのものへの感謝だけでなく、お箸を使ってくれているお客様をはじめ、箸づくりに関わる職人さんや工場の方々、そして共に働く仲間たちへのたくさんの感謝の気持ちを改めて心に刻むことができました。
日本の食文化の一つである箸。箸は毎日を共に過ごすからこそ、愛着が湧いてきます。どの箸を単に捨てるのではなく、感謝を込めて供養をしてあげること。箸産業に関わる私たちはもちろん、日本人のみんなが欠かすことのできないお箸への感謝を意識する11月11日を、私たちはこれからも続けていきたいと思います。
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箸蔵まつかんでは、皆様からの古いお箸をお預かりし、お寺でのお焚き上げのご供養を承ります。
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